皆様こんにちは。
今回は金融業界での全国転勤について発信していきます!
内定後において最も不安な事の一つに配属先が挙げられると思います。私自身も、なんとか都心部で過ごしたいという一心でOB訪問を繰り返して情報収集をしていました。結果的に首都圏の配属を勝ち取り、同期の中でも恵まれた環境で仕事をすることが出来ました。
どこに配属されるか不安な方が多いと思いますが、対策方法も幾つかありますので参考にしていただければと思います。
全国転勤はどのようにして決まるのか
全国転勤の際、各社員は配属希望を提出することになりますが、それを実現できる人と実現できない人で別れてしまいます。
一体それはどのような基準決まっているのでしょうか。ここでは3つの基準について説明していきます。
学歴による基準
まずパターンの一つ目は学歴を重視するパターンです。金融業界は学閥の影響が強いとよく言いますが、実際に学歴が高ければ高いほど良いポジションを与えられるようになります。
これは就職活動で体感したことと同じですね。やはり学歴が高い人ほどポテンシャルが高いとみなされますので、そうした人の希望に会社も耳を傾けてくれるようになります。
出身地による基準
二つ目は出身地を重視するパターンです。「ふるさと人事」という言葉を最近耳にするようになりましたが、これは証券会社にもよく当てはまります。最近の証券会社は働き方を改善する動きが強まっていますし、会社側の観点からみても都会育ちの社員を田舎に飛ばして離職率が上がってしまうというシナリオは避けたいのが理由になります。
出身地と一言でいっても、生まれた実家のあるエリアに配属されるパターンもあれば、出身大学のあるエリアに配属されるパターンもあるので、実家と出身大学でエリアのちがう方は気を付ける必要があるでしょう。
人事評価による基準
最後は、人事からの評価で決まるパターンです。これは面接時点での評価や内定後の評価などが影響することを意味します。また、配属発表前に研修期間が設けられている会社であれば研修の成績が加味される可能性が高いです。
上記で学歴を重視する理由にも似通ってきますが、会社は能力やポテンシャルが高い人を優遇する傾向にありますので、人事からの評価が高ければたかいほど大切に扱われ、希望が通りやすくなります。
ここまで3つを紹介致しましたが、必ずしもこれらのうち1つが採用される訳ではなく、3つの基準を総合的に判断すること考えられます。全ての基準を踏まえたうえで、戦略的に配属希望を出すことが大事になるでしょう。
全国転勤で希望を通してもらうコツ
上記で配属地が決まる際の基準について述べてきましたが、学歴や出身地など内定後にはどうしようもない基準ばかりで心配になる人も多いのではないでしょうか。しかし挽回策も幾つかございますので、ここで紹介しようと思います。
資格を取る
一つ目は資格を取ることが挙げられます。証券会社では近年資格をとる事がかなり推奨されるようになり、その重要性が高まっています。ある一定以上の役職につくにはFPや証券アナリストが必要条件になるなど、会社によっては営業成績に並ぶほど重視することもあります。
そのため学歴などで他の人よりも劣勢な立場にある人などは、資格をとることでリカバリーが期待できます。入社前に証券外務員は必須だと思いますので、それにプラスアルファでAFPやCFPなどを持っておくと有利になるでしょう。
配属希望の理由を作りこむ
二つ目は配属希望を作りこむことが挙げられます。会社によっては社員一人一人と時間をとって配属理由聞いてくれることがります。わざわざ時間を設けて理由を聞くのは、社員の本気度を見極めたいという思惑があるからでしょう。そのためここは他の人よりも注力して考えこむべきです。
よくある理由は、「地元に配属されたい。地元だと土地勘があり営業もまわりやすいから」や「都心部のほうが法人が多く、たくさんの経営者と会えるから」などです。こういった理由は出来るだけ避け、「将来はM&Aに携わりたく、そのためにM&Aが盛んな都心部で直接ニーズを聞きたい」など個性を出した方が本気度が伝わりやすいでしょう。
ただし噓をつく事は推奨できません。同期のなかには「家族の看病がしたい」などと言っていた人もいました。これでもし希望の配属地に就けたとしても、会社から「ワケありな人材」として見なされ、例えば寮に住みたくても家族の看病をすべきという理由から入寮を拒まれる可能性もあるでしょう。
もし配属希望が通らなかったら?
ここまで配属希望を判定する基準や対策方法について説明してきましたが、それでも漠然とした不安を持つ方も多いと思います。ここでは配属希望が通らなかった人がどのような暮らしをするのか、私の同期などの経験に基づいて説明したいと思います。
仕事に没頭する
全国転勤においてハズレくじを引いてしまった人によくあるのが仕事に没頭することです。金融業界では幸か不幸か勉強に終わりがなく常に最新の情報を求められるので、中途半端に遊ぶよりも、こうした方向に集中して成長することへ舵を取る事が多いです。
もともと社会人としての修行を目的として証券会社を選んでいる人も多いので、そういった人には打って付けかもしれませんね。
休日さえあれば県外へ脱出する
都心部で暮らしていた人が東北地方や四国などのエリアに配属された場合、休日になった途端に飛行機に乗って旅に出る事が多いです。金融業界に勤めていると福利厚生とお給料には恵まれていますので、お休みの日も遊びに充分お金をかけることができます。格安航空ですと往復15000程度もあれば国内を移動できますので、そういった手段を取る人も多いです。
転職する
最も現実的であり、よくあるのが転職するパターンです。金融業界では2-3年で移動できれば早い方であり4-5年で支店を移動するのが普通といった時間間隔になります。そのため、もし入社時点で22歳の社員が僻地へ配属された場合、次の移動が27歳になっている可能性もあります。人生の選択肢は人それぞれですが、充実するはずの若々しい青春時代を田舎で過ごして終えることに抵抗のある人は多いです。1-2年だけ証券会社で過ごした後、第二新卒として転職する路線も有力な選択肢でしょう。
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今回は金融業界の全国転勤の内情について説明致しました!
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