皆様こんにちは。
今回は証券会社の接待事情について解説していきます。
・証券マンってやっぱり接待は多いの?
・接待のお金はどこからでるの?
・上司との飲み会は強制?
このような疑問は全てこの記事で解決させていただきます。これから社会人になる方は必見です!
取引先への接待事情
さっそく証券マンの接待事情について解説していきます。
取引先との接待は基本的にはない
証券マンといえば取引先との接待ゴルフに明け暮れているイメージを持つ方も多いと思います。昔はこのイメージ通りでかなり接待が多かったようですが、昨今の証券会社にこういった付き合いはありません。
理由としては証券会社側が顧客とプライベートの付き合いを推奨していないことにあります。顧客と必要以上の関係性を持つと、金銭に関わる癒着なども起こる懸念があります。そのため、証券マンと顧客間での連絡先の交換なども行っておらず、たとえ行うとしても社用携帯の番号であることが多いです。それほどに会社は顧客との関係性には気をつけてるので、接待ゴルフなども発生しないと考えて良いでしょう。
またコロナが流行して以来は、感染防止の観点からもプライベートでの交流は一層なくなってきており、今後もこうした状況は継続されるかと考えられます。
接待はあったとしても営業時間内
上記にて、証券マンによる取引先との接待は基本的には発生しないとお伝えしましたが、営業時間内であれば行うケースもあります。
例えば、取引先との商談のついでに食事をするケースや、ゴルフをしながら商談を行うケースです。基本的には商談は面会室などで行いますが、取引先によってはそうした堅苦しい付き合いを好まず、フランクに話したいという方もいらっしゃいます。こうした商談の延長線上にある接待は会社側も容認しており、今でも行われることがあります。
もちろんこの場合の接待は営業時間内に行われるので、貴重な休日を割く必要などもありません。むしろ営業時間中にゴルフや美味しい食事を取れると考えれば、見方によってはラッキーな時間なのかもしれません!
経費は発生しないことがおおい
気になるのは接待があった場合にそのお金はどこから出てくるのかということだと思います。これに関しては経費から出ることは少ないです。
理由としては、そもそも取引先の方が支払いを行ってくれているケースが多いからです。証券営業の取引相手となる方は富裕層であり資産としても数億円以上を持ってる方が多いです。そうした方と食事を行う際などは、相手側が気を遣って支払いをしてくれます。そのため、経費から支出するということはありません。
もし接待において取引先の方と割り勘になった場合などは、上席者との相談によって決められるかと思います。これは会社規定やその上席者の価値観によって左右されることが多いので、各会社ごとのリサーチが必要でしょう。
上司への接待事情
次に会社の上司への接待事情についてお話していきます。
上司との飲み会などは減少傾向にある
飲み文化が強そうなイメージのある証券会社ですが、最近ではこの飲み文化は減少傾向にあります。
理由の一つ目はハラスメント防止の観点からです。近年、厚生労働省が企業でのハラスメントをなくすよう注力しており、令和元年には「事業主が職場におけるパワーハラスメント防止のために、雇用管理上必要な措置を講じること」が義務付けられました。そのため、証券会社ではハラスメントによる風評リスクを気にするようになっています。この影響で、以前のように毎週飲みにつれ回されることはなくなってきています。
職場におけるハラスメントの防止のために(セクシュアルハラスメント/妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント (mhlw.go.jp)
またもう一つの理由は新型コロナの感染防止の観点からです。企業内クラスターが起こると仕事が円滑に進まなくなるため、その防止策として従業員同士での飲み会を禁止にしたり、人数制限をかけることが多いです。それにより飲み会も減少しています。
仲が良ければ一緒に飲むことはある
基本的には会社の上司と飲むことは少ないと説明しましたが、仲が良ければ飲みに誘われることはあります
ただし一昔前と違って後輩側にも選択権があります。こうした飲み会を好まないのであれば、その旨をきちんと伝えれば誘われることはなくなりますし、一緒に行きたければ自由にいくことができます。上述したとおり、上司が無理矢理飲みに連れていくことはあまり無いですので、ご安心ください。
とはいえ、支店に何人かは気を許せる上司や先輩がいたほうが仕事上も円滑に進むことが多いです。また、上司に気に入られれば転勤を有利な条件にしてもらえたり、良いお客様を担当させてもらえたりすることがあるので、こうした時はチャンスと思っていく姿勢も大事かもしれません。
飲み会で調子に乗ると戒告などの処分になるので注意
飲み会で羽目をはずしてしまい戒告処分になるうっかりさんが証券会社には多いです。どのようなパターンがあるのか解説していきます。
会社の備品を紛失してしまう
最も多いのは会社の備品を紛失してしまうケースです。備品のなかでも「社用携帯」や「名刺入れ」をなくすと顧客情報の漏洩に繋がりますので、かなり厳しい処分を食らう事になります。
よくあるエピソードとして、一週間ほど前に飲んだ居酒屋から会社に電話がかかってきて忘れ物の連絡がくることがあります。こうなると上司からも言い逃れできませんので、別室で事情聴取をされることになります。
こうならないようにも、あまり飲みすぎないことが大切です。
周りからクレームになるような行為
これは当たり前かもしれませんが、周りに迷惑をかけてしまうと一発アウトです。大学生のころなどは見逃されたり弁償で済んだかもしれませんが、社会人としてやってしまうと会社に連絡されてしまいます。
証券マンはストレスがたまりやすく、飲みが唯一の救いになっているような方も少なくないですが、こうしたことにならないように気を付けましょう!!
まとめ
今回は証券マンの接待事情について解説しました!近年では接待や飲み会が減っているので、お酒が苦手な人でも安心して働ける環境かと思います!飲みがある場合でも、健全なことがおおいので、楽しんで証券マン生活を送りましょう。