皆様こんにちは。今回は証券会社の離職率と転職先について解説していきます。
・証券会社の離職率は高いの?
・離職理由はどうなの?
・転職先はどういう所?
こうしたお悩みは全てこの記事で解決させていただきます!
証券会社の離職率について
ここではまず大前提の話になりますが、証券会社側からの公式な離職率は開示されていません。そのため本記事では証券会社に勤める運営者の経験に基づいて解説していきます。
新卒3年目までの離職率がかなり高い
証券会社を新卒で入社した人のうち、半分以上の社員がが3年以内で離職していきます。
そのため1年目から3年目までの若手に絞って離職率を算出すると、相当高い数値になるのではないでしょうか。
この背景としては証券会社の業務がツライだけでなく、若手であれば転職機会にも恵まれていることが挙げられます。
年次が上がるほど離職率は低下する
証券会社に在籍する社員のなかでも、30代や40代になっていくと離職しなくなっていく傾向にあります。これは年次の高い社員ほどストレス耐性が身についており離職という判断にならないことや、既に高い給与を貰っており転職した場合に年収ダウンが視野に入ることが理由になります。このため、証券会社の支店には若手が少なく年次の高い人が多いという構造になることが多いです。
主な離職理由について
ここでは証券会社の社員の離職理由について解説していきます。
スキルが身につかないから
最も理由として多いのはスキル面での心配が大きいからになります。実際に証券会社に就職すると新規開拓業務と既存顧客対応をすることになります。しかし、どちらも毎日似たような電話内容をひたすら継続するだけの仕事であり、単調な作業になりやすいです。そのうえ、電話営業は企業が自動音声化を導入するようになった影響もあるため、営業手法として通用しなくなっていく環境にあります。そうした側面からもスキル面で危機感を持ち離職する人が多いです。
ストレス環境だから
次に多い離職理由として、証券会社がストレス環境であることが挙げられます。対上司においては、営業ノルマの進捗を報告させられ、進捗が遅いと詰められるということが起こり、対顧客においては運用で含み損を出すと怒られてしまうという日々が続きます。対同期においても、成績の調子がわるいと居心地が悪くなってしまい、心休まる場所が少ない環境になります。こうした働き方がつらいと感じて離職する人も多いです。
全国転勤が嫌だから
三つ目に全国転勤が離職理由として挙げられます。成績上位の社員は都市部の大型店に配属されることが多いので問題ありませんが、それ以外の社員は全国津々浦々に飛ばされることになります。また、こうした異動は異動日の1週間前などに発表されるので、準備がしずらい環境下にあります。ワークライフバランスを大切にしたい方にとってこうしたリスクを抱えることが嫌で離職する方も多いです。
証券マンの転職先
ここでは離職していく証券マンの主な転職先についてご紹介いたします。
M&A業界や外資生保などの営業会社
まずはMA業界や外資生保など営業会社が挙げられます。こうした会社に行く層はトップセールス級の方であり、更なるキャリアアップを目指して挑む方が多いです。
Web業界やソフトウェア業界の営業職
次にweb業界やソフトウェア業界の営業職が挙げられます。証券会社における厳しい縦社会や早朝に起きるカルチャーにうんざりした方にとって、ソフトウェア業界などの働き方はまさにオアシスであり、そうした部分に憧れて転職先として考える方が多いです。
IFAとして独立する
最後にIFAとして独立する方が増えています。IFAとは「Independent Financial Advisor」の略であり、証券会社から独立してお客様と取引を行う方のことを指します。IFAにはノルマがなく、手数料も証券会社を経由しないためIFA自身に収入として入ってきやすいです。そのため、証券会社にいるよりも充実した働き方ができるのが魅力です。IFA業界はいま最も増加している転職先といっても過言ではありません。
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まとめ
今回は証券会社の離職率と転職先について解説致しました。暗くなるような話もありましたが、IFAという新しい働き方もでてきているので、証券会社を志望する方はこうした動向もチェックしておきましょう。