証券会社に内定するための面接対策-志望動機-

皆様こんにちは。
今回は証券会社に内定するための対策についてご説明致します。
様々な切り口から説明できますが、ここでは【志望動機】に限定してお話します。

・面接官に刺さる志望動機が書きたい
・自分の面接内容に自信が持てない

こうしたお悩みは全てこの記事で解決させていただきます!

志望動機の説明方法

まずはどの業界の選考を受ける上でも必要不可欠な「志望動機の説明方法」からお話していきます。
ここでの方法を誤ってしまうと、いくらそれ以降の工程が良くても面接官から評価してもらえませんので就活を始めたばかりの方は特にご活用ください。既に知っているという方も再確認という意味合いでお読みください。

大枠から説明する

志望動機は大きい枠組みから説明する事が必須です。以下にその例を載せます。

金融業界の志望理由→証券業界の志望→その中で御社を志望する理由

この流れで面接官に説明することで、納得感を与えながら志望動機を伝えることが出来ます。逆にこの流れで説明せずに、いきなり各企業ごとの志望動機から話し始めてしまうと一体感がなくなってしまうのであまりお勧めしません。

また、面接官によっては業界を志望する理由から聞いてきたり、会社を志望する理由から聞いてくるなど様々なパターンで球が飛んでくることもあります。そうした時にも、なるべく業界全体の志望理由から説明するようにしましょう。方法としては「まず業界全体を志望した理由から順にお話しても構いませんか」など一言承諾を得た上で行うとよいでしょう。

他の選択肢を消しながら説明する

面接官に志望動機を話していく上で、他の選択肢を消していくこともテクニックの一つです。以下にその例を載せます。

金融業界の志望理由→経営者の資産を増やすことに貢献したいから。

 

証券業界の志望理由→証券業界では株式や仕組債などリスクを取った運用が可能だから。銀行や信託銀行では投資信託などコツコツ資産形成をする意味合いでの運用が多く、積極的に増やす側面に注力できない。

このように証券業界を志望する理由を伝えたあとで、それ以外の選択肢は無いことも併せて伝えておきましょう。そうすることで、面接官に証券業界の志望度の高さを強調することができ、「銀行や信託銀行は志望しなかったの?」という質問の答えを先回りして埋めることができます。聞かれたくない質問には先回りして自分で答えておくというのもテクニックですので併せて覚えておきましょう。

王道のアプローチ方法

ここでは証券業界の志望動機として王道のアプローチを2パターン紹介しようと思います。

営業の観点からのアプローチ

一つ目は「どうしても営業職に就きたい」というアプローチの仕方が挙げられるでしょう。証券営業は体育系でゴリゴリの営業員が活躍できる環境であるため、こうした志望動機は面接官にも刺さりやすいはずです。ガクチカで接客業や営業職のインターンなどを行っていた人は、その経験から志望動機に繋げると話しやすいでしょう。以下は例文です。

【営業の世界で活躍したい理由】→努力をして成績が伸びることに遣り甲斐を感じるから、背景として学生時代にインターンで新聞の営業を行っていた。その際、営業職として説明の仕方や表現の仕方など様々な試行錯誤を行い、その結果自身の成績が伸びることに遣り甲斐を感じた。仕事としても営業職として成長できる環境に行きたい(この時点で、営業職としてハードである証券業界と生命保険業界と不動産業界の三つが選択肢です)

 

【その中で証券業界を志望する理由】→二つある。
一つ目は無形商材を扱いたいから。先述した通り私は「営業職として説明の仕方や表現方法の工夫」をすることに遣り甲斐を感じた。この要素を突き詰めるためには、既に形のある商材ではなく金融商品のような無形商材が適していると考えた(この時点で不動産業界は選択肢から消える)。

 

二つ目は経営者層に営業を行うことで自身のレベルを高めたいから。経営者とは自社のサービスを他社に売り込んでいく営業のプロであり、そうした層と関わることで自身の成長に繋がると考えている(この時点で生命保険業界が選択肢から消える)。以上の理由より証券業界を志望する。

営業の観点からアプローチする場合には、このような話の繋げ方をすると「とにかく営業がやりたい」と伝えることができ、面接官にも響きやすいでしょう。

金融の観点からアプローチ

二つ目に金融の観点からアプローチする方法があります。証券業界の最も特徴的な要素は、金融商品を幅広く扱うことにあります。株式を中心に投資信託・債券・ファンドラップ・仕組債など銀行や信託銀行でもカバーしきれていない商品を扱いますので、これらを活用したい想いが伝われば面接官にも訴求するでしょう。以下は例文です。

【金融業界で活躍したい理由】→人々に資産形成の文化を根付かせたいからだ。学生時代に○○の講義を受講したことで日本人は資産のうちほとんどを貯金に回していることを学んだ。現在国内ではデフレが止まらず、不景気によって2000万円問題にも直面しているなかで、こうした貯金文化に危機感を持ち、資産形成によって多くの人々をこうした状況から支援したいと考えた。

 

【その中で証券業界を志望する理由】→営業活動を通して日々多くの人と関わることが出来るから。証券営業では毎日飛び込み訪問や電話営業をすることで、数多の人に資産形成の魅力を伝えるチャンスがある。(銀行や信託銀行ではこうしたアプローチの仕方はできない)。また、ネット証券は既に興味のある人が利用するものであるのに対し、対面証券は興味を持ってもらう所からスタートできる。更に、証券営業では経営者が相手になることも多く、その経営者の企業に職域NISAを導入することで一般層にまで資産形成を促すことができる。この事から、資産形成の文化を根付かせるという目的は対面の証券業界でしか実現できないと考えた。

このように、金融の視点から志望動機を繋ぐパターンも面接官に訴求しやすいかと思います。その場合は例文のように、銀行や信託銀行・ネット証券ではなく対面証券である理由をきちんと説明できると良いでしょう。

まとめ

今回は証券会社に内定するための面接対策についてお伝えしました。例文などを参考に、証券志望の方は就職活動を頑張ってください。

著者情報

証券会社に就職後、メガベンチャー企業に転職。就活生及び転職者向けに金融業界の就職対策や働き方について発信しています。保有資格は証券外務員1種・証券外務員2種・AFP。

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